マッチのエコに関する資料
1.軸木について
- 原木の使用量
| 年間マッチ生産量 |
=(平成19年1〜12月の全生産量)−(ブックマッチの生産量) |
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= 17,700 − 1,134= 16,566 マッチトン /年 〔注:1マッチトン とは約44本入りの並型マッチ7,200 個に相当〕 |
| マッチに使用する原木量 |
= 16,566 マッチトン ×0.18立方メートル/マッチトン |
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=原木 約 2,980 立方メートル |
- 軸木に使う樹種
現在はポプラ属のアスペンを使用しています。
- 原木の原産地
北欧、中国、チリ、ロシア(沿海州)、米国、カナダ等で、日本は主に中国、チリおよび北欧から軸木にして輸入しています。
- 原木の蓄積量
カナダの資料(GROUTH AND UTILIZATION OF POPLARS IN CANADA)によれば、
カナダ全土でポプラは 65.6 ×10億立方フィート≒ 18 億立方メートル
他の原産地も同様と推察される。従ってマッチに使用する量は極めて少ない。
- アスペンの成長量に対する伐採量
米国ミネソタ州の資料(A THIRD LOOK AT MINESOTA'S TIMBER )によれば
年間成長量 173×100 万立方 フ ィ ー ト(≒ 480万立方 メ ー ト ル)
年間伐採量 43×100 万立方 フ ィ ー ト(≒ 120万立方 メ ー ト ル)
即ち伐採量は成長量の 25 %に過ぎず、他の地域も大同小異と推察されます。
- 結論
マッチの軸木に使うアスペンは、柔らかいので他の用途に利用しにくく、成長量に対して伐採量が少なくて大部分は利用されずに放置されています。また、軸木は製品が小さいので、小径の間伐材でも軸木用として利用できるので、マッチ軸木にアスペンを利用することは、環境に優しいと言えます。
2.小箱について
平成10年の資料によれば、古紙の配合率は次の通りです。
| 小箱の側箱 |
古紙配合率 |
95% |
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| 小箱の中箱 |
古紙配合率 |
90% |
以上 |
| 並型マッチの中箱 |
古紙配合率 |
100% |
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| ブックマッチの軸 |
古紙配合率 |
85% |
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| 段ボール箱 |
古紙配合率 |
100% |
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なお、最近故紙の市場情勢から古紙の配合率に変更がないか調査中です。
また、製紙会社の古紙再生の漂白は、以前は塩素を含む還元漂白が主体でしたが、現在は環境汚染を考慮して塩素を含まない酸化漂白を実施しています。
3.薬品について
- 重クロム酸カリ
重クロム酸カリは頭薬の接着剤・膠の硬化に有効な薬品ですが、重クロム酸カリの中の六価クロムが有害なので、膠の品質向上とともに現在は全く使用していません。
- 他の薬品
過去に使用された二酸化マンガン、リサージやカドミウムなど有害金属を含む薬品は現在では全く使用していません。また、PRTR法(化学物質管理促進法)で指定の有毒な化学物質(第1種= 254種、第2種=81種)は一切含まれておりません。
4.その他
使用後のマッチは家庭ゴミとして処分されますが、材質は木・紙で償却しても低カロリーで炉を痛めず、残灰もわずかです。また、ダイオキシンも発生しません。埋め立てても腐食して土に戻ります。ライターのように石油製品ではないので、資源愛護にもなり、マッチは地球に優しい商品です。
平成20年7月4日
一般社団法人日本燐寸工業会